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IP アドレスのクラス、グローバル IP アドレス、プライベート IP アドレスここまでに、「IP アドレスはネットワーク ID とホスト ID に分けられる」 ということを説明してきました。 そして、それら2つは 「サブネットマスク」 で分けられる。かつ、 ネットワークを表すときは、 ホスト ID を 0 にする。というルールでしたね。 これはとても大事です。 そしてさらに、その他、IP アドレスに関して、さらに抑えておきたいポイントがあります。 1つめは、IP アドレスはいくつかのクラス分けができる、ということ。 2つめは、グローバル IP アドレスと、プライベート IP アドレスがあるということです。 それでは、それぞれ説明します。 IP アドレスのクラス ~ デフォルトのネットマスクIP アドレスは、クラス A, クラス B, ... のように分けられます。いくつか種類があるのですが、 はじめに抑えておくべきは、クラス A ~ C の三つです。 クラス A は IP アドレスが 0 で始まります。クラス B は IP アドレスが 10 で始まります。 クラス C は IP アドレスが 110 で始まります。 また、アドレスの範囲はクラス A が 0.0.0.0 から 127.255.255.255。クラス B は 128.0.0.0 から 191.255.255.255。クラス C は 192.0.0.0 から 223.255.255.255 です。 そして、クラス A, B, C の (既定の) サブネットマスクはそれぞれ、255.0.0.0、255.255.0.0、255.255.255.0 になります。 これは既定のサブネットマスクであって、クラス A でもサブネットマスクを 10 ビットにしたり、クラス B の範囲でも、 サブネットマスクを 24 ビット (既定は 16 ビット) にすることは構いません。 グローバル IP アドレスと プライベート IP アドレスグローバル IP アドレスネットワーク ID とホスト ID からコンピュータを見つけ出す。という作業をインターネットで行うことを考えてみてください。 もし、世界中の人が IP アドレスを好きに勝手に割り振っていたら、同じ IP アドレスを割り振る人が必ず出てきてしまい、 特定のコンピュータを探し出すことなど不可能ですよね。 そこで、一意のアドレスを割り振れるよう、 IP アドレスは特定の機関によって管理されています。 日本では日本ネットワークインフォメーションセンター (JPNIC) によって管理されています。 インターネットの回線を引く場合、インターネットサービスプロバイダと契約すると思いますが、そのサービスプロバイダは、 こうした機関から IP アドレスを割り当ててもらい、それをさらにお客さんに割り当てているのです。 このように、世界中で管理されている IP アドレスを特に グローバル IP アドレス と言います。 インターネットにコンピュータを接続する場合は、グローバル IP アドレスを使わなければなりません。 前述の通り、グローバル IP アドレスはあなたがご利用になられているインターネットサービスプロバイダから、 割り当てられているはずです。 プライベート IP アドレスさて、わざわざ 「グローバル」 な IP アドレス、というからには、グローバルじゃない IP アドレスもあるのか?とお思いになられた 方もいらっしゃるのではないかと思いますが、その通りなのです。 実はプライベート IP アドレスと言うのも存在します。 これはどういうものか、説明します。 家庭内や企業内のネットワークにはプライベート IP アドレスを割り振るプライベート IP アドレスは、家庭内や企業内のネットワークを構築するときに使います。 クラス A のプライベート IP アドレスは 10.0.0.0 から 10.255.255.255 (サブネットマスク: 255.0.0.0)。 クラス B のプライベート IP アドレスは 172.16.0.0 から 172.31.255.255 (サブネットマスク: 255.240.0.0)。 クラス C のプライベート IP アドレスは 192.168.0.0 から 192.168.255.255 (サブネットマスク: 255.255.0.0)。 と決められています。 企業内、または、家庭内のネットワークに接続されたパソコンで、IP アドレスを確認すると 10.・・・ とか、172.・・・ とか、 192.168.・・・ という IP アドレスになっている場合がほとんどだと思いますが、そうなっているのは、 そのネットワークを構築した人が、プライベート IP アドレスの範囲を選んでネットワークを作っているからなのです。 どうしてプライベート IP アドレスが必要なのか説明します。 基本的に、IP アドレスはインターネットにさえ接続していなければ、どのように割り振ってもいいものです。 例えば、インターネットに接続していない家庭の中のネットワークでは、IP アドレスをどのように割り振っても構いません。 しかし「インターネットに接続していないから、IP アドレスをどう割り振っても全く構わない」 と考え、会社内のネットワークにグローバル IP アドレス範囲の アドレスを割り振ってネットワークを作ってしまった場合を考えてみましょう。 このようなネットワークをある日、インターネットに接続しようと思ったら、インターネット上のコンピュータと、自社内の IP アドレスが重なってしまいます。 例えば、Google のサーバーの IP アドレスは 74.125.19.104 ですが、この IP アドレスを会社内のサーバーに割り振ってしまった場合、 Google に接続しようと思って 「74.125.19.104 に接続したい!」 と思っても、「会社内部の 74.125.19.104」 に接続してしまうでしょう。 プライベート IP アドレス範囲を定め、それを 「プライベートなネットワークで使う」 という意味で決めておけば、 たとえ、 ある会社 A 社内と B 社内で同じ IP アドレス (例えば 192.168.10.10) を割り振っていたとしても、 A 社内で 192.168.10.10 と言えば A 社内部の 192.168.10.10 ですし、B 社内部で 192.168.10.10 といえば、 B 社内部の 192.168.10.10 であることがわかるのです。 まとめ今日は内容が盛りだくさんでした。表にまとめると、以下のようになります。
この表を全部暗記する必要は全くありません。 覚えていただきたいポイントは、次の通りです。 ポイント
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